ミッドナイトスワンの作品情報・感想・評価

上映館(139館)

「ミッドナイトスワン」に投稿された感想・評価

takkunj

takkunjの感想・評価

4.5
先行上映鑑賞
映画を観たというより、凪沙と一果が自分の目の前に存在していた感覚だった
公開後にもう一度スクリーンで観たら、映画の客観的な感想が書けると思う
ただ、本編鑑賞後に長尺予告観て、凪沙の、一果への母としての眼差しが、スクリーンの映像と重なって泣いてしまった

このレビューはネタバレを含みます

先行上映にて鑑賞
草彅剛、新人の服部樹咲の二人はもう奇跡のような組み合わせで、それだけでもこの映画を見た価値があると思う
作品としてはトランスジェンダーとして日々生きづらさを感じている凪紗という主人公が「死」という結末を迎えてしまうのが
自分には受け入れ難いものがあった
「死」は泣きの要素に入るかもしれないが
生きづらさをかかえている人間に焦点を当てるなら違った未来が見たかった
一言で言うなら「残念」
そけだけは折り会えないと感じた作品
ただ、どの出演者もバレエの描写も素晴らしく音楽も深い余韻を与える大きな要素で個人的には好きな映画、評価されて欲しいと思う作品
結末だけ、腑に落ちず
ただ何度も見たいと思ったので回数を重ねればラストについて自分なりの着地点は見いだせるのかもしれない
9月10日先行上映を観た。この回を観る者として広くレビューを届けるのは役割かも知れないと思い脳内で組み立てを試みたものの言葉を紡ぎ出せず公開前2日を迎えてしまった。
多くの秀逸な感想が一般・プロの別なく既に多数書かれていて、それ以上の言葉は要らない気もするが私なりに。
呼び込みのフレーズに《世界一美しい…》と有りスチール画像も確かにざわつく美しさが潜んでいるので、その線上に映像が並ぶものと思い込んでいたが目にしたのは剥き出しのリアル。
別世界夜の新宿をどこか覗き窓から安全に見せられるようなアノ感じではなく
ヒールの靴音と共に連れて行かれる凪沙の部屋は日常の延長上に存在するリアルな生活の臭いが充満しているのだ。
冒頭の東広島のシーンでは母子の佇まいはまだ映画的な表現の範囲内だったと思う。
一果の精神的背景を知るには十分だが眺めるゆとりは残されていた。
それが愛の舞台となる新宿に移った途端
傍観者として立つ事は赦されなくなる。
狭い室内の隅々にまで気を配られた《どこか女性になりきれない》=横着さのない=女性が選ぶ調度や工夫された配置によって凪沙がトランスジェンダーである事を思い出させられる。忘れているわけではないが主演草彅剛の乾いた目と語調、歩調の妙により、殊更トランスジェンダーを意識する必要性を感じなくなっていたのだ。登場と同時にその感覚に落としこまれたのは凪沙以外の誰でもない凪沙がその人の半生を纏って歩いていたから…としか言いようがない。
部屋の佇まいを作り上げた美術監督!?或いは道具係の方の功績は渋谷慶一郎の音楽と共に映画にとって計り知れない大きさが有ると思っている。
主演は楽屋に戻らずその部屋にずっと居続けたとの監督の談話を伺ったが
主演をここまでの高みに昇らせ途切らせなかった魔法がここには存在するのだろう。
お膳立てが調い役者が揃った所で映画は当たり前のように日常から深い深い底へと潜ってゆく。
辿り着くのは《世界一美しいラブストーリー》と捉える者全ての《欠けた一部》
見えないフリして遣り過ごしてきたものや見てるつもりで妖かして来たアレコレの破片が刺さり
感動ではなく苦しい涙を流す事となる。
そして切なさの極みでラストの真に美しい映像〔海とバレーと一人の女性〕が浄化へと導いてくれる優しい映画だ。
草彅剛・服部樹咲・真飛聖・水川あさみ・根岸季衣ほかオールキャスト《本当は全て列記したい》の佇まいは必見。
今年の映画を語るなら見逃してはならない作品だと思う。
直ぐさま手に入れた渋谷慶一郎のCD《ミッドナイトスワン》サントラを聴きながら…
シン

シンの感想・評価

5.0
こんなに考えた時間はなかった。
こんなに全身で感じた映画はなかった。
自分の人生、すれ違う誰かの人生、
放心状態と、見終わってからずっとこの映画のことを考えている。
あれからずっとです。
もう一度見るのが、苦しくもあるけど
やはり凪沙と一果に…会いたいと思っている。
いとおしくて、どこかにいるんだと思える。
映画をみて、感想を言えなくなる映画なんて
今までなかった。
苦しい、でも愛をたくさん感じる。
距離がどんどん近づいていくふたりから、
目が離せない。
tuuyan

tuuyanの感想・評価

3.8
先行上映会で観てから今まで、どう表現していいのか迷っていて
なかなか投稿できませんでした。
決して、「素晴らしい映画」「感動した」という言葉で
表現できる映画ではなくて、
「登場人物のそれぞれの人生の重みを背負わされた」と
思うほど、重い映画でした。
だから、私自身は友人に、「すっごいいいから観て!」とは言えず、
でも「対人への接し方、子供に対する接し方、ものの考え方について
とても深く考えさせられる、嗚咽するほど苦しさで泣いてしまうかも
しれないけど重めが嫌いでなければ是非みて」と少し断りを
入れてから勧めたい映画でした。簡単に言うと、
観た後にスカッとするわけじゃないけどず~っ後を引くフランス映画のような作品です。
人によっては最後に光が、の方がより鮮明に感じる方もいれば
そのプロセスの衝撃の方が苦しさとして残る人もいると思うので、
観た人と語り合いたいのでより多くの人に観て欲しい映画です。
マロ

マロの感想・評価

-
2週間前に先行で観ました。
それからずっと胸が締め付けられる思いでした。
階段での2人の場面は素晴らしかった。暖かかった。キレイだった。
人を愛することは素晴らしいとあらためて思いました。
もう一度観たい。観ます。
くま

くまの感想・評価

5.0
先行から2週間近く経ってもまだ胸のざわつきと音楽と東京の夜景と草なぎさんの目、仕草が離れない。
60年生きてきて一番の映像作品!
世界でも訴える事ができる作品!
先行上映見終わったあとしばらく放心状態でした。凪沙のような雰囲気の方を実際に新宿で見かけていましたが、その方達が思うように生きていけない息苦しさを知らずに不思議な目で見てしまった自分が恥ずかしい。愛される事を知らずに育った子供達がたくさんいる事も事実。登場人物の表情、動作が自然で演技をしているように見えずドキュメンタリー、ノンフィクション作品のようですごく考えさせられる映画でした。一果ちゃんと友人りんちゃんの愛情に飢えている寂しい切ない演技もバレエシーンも圧巻でした。他の出演者の方々の細かい自然な演技を見落としていそうなので再度観に行きます!
先行上映で観ました
号泣ではなく自然と流れる涙
切なく辛い場面もありますが
自分を信じること強く生きること
優しく穏やかで
愛に満ちた素晴らしい映画です
沢山の方に観てもらいたいと思います
CHIKAKO

CHIKAKOの感想・評価

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先行上映を娘と見ました。
見終わってしばらく言葉が出てこなくて席を立てなかった。
ドキュメントを見ているみたいだった。
悲しくて優しくて温かくて切なくて打ちのめされた。
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