バレエをしている同期から、公開前から小説を渡されていた作品。
小説がとんでもなく胸が締め付けられて苦しかったので、映画を見ながら何度も思い出し泣きしてしまった。
映画では描ききれなかった細部の人間関係や心情といった部分を小説で補完し、小説では描ききれなかったリアリティな部分を映画にて補完していたなという印象。
映画が高評価なので、是非小説にも手を取って欲しい。
ナギサに母性が芽生える過程とか、イチカが心を開いていく過程とか、二人のキズナとか、数え切れない心理描写が詰まってます!!
でもやっぱり、夜の公園のシーンやハニージンジャーソテーのくだりなんかは映像の方が伝わってくる部分やニュアンスが良かったなあって思った。
小説のラストが相当だったので、映画で色々と昇華されたなと思った。
素人でもわかるイチカ役の子の体幹の安定とバレエの上手さ。
もともとバレエの世界では賞を総ナメする有名な子だったらしい。
アパートの廊下を楽しそうに踊りながら入ってくるシーンほんと綺麗で可愛い。
この作品以降芸能事務所へ入ったらしいから、今後期待!
月並みな提案だけど、岩井俊二と一作作って欲しいなって思った☺️