やまじん

サイレント・トーキョーのやまじんのレビュー・感想・評価

サイレント・トーキョー(2020年製作の映画)
3.3
クリスマスイヴのショピングモールで突如爆発テロが発生!そして、それを皮切りに日本は突如として国家を巻き込むテロの脅威にさらされることになってしまう!果たして、日本は爆発テロを防ぐことができるのか!?

聖なる夜になんちゅーことをするんや!と怒鳴りたくなるような題材だが見ていてうおーとなるエンターテインメント映画に仕上がっていた!

何よりも爆弾の迫力がすごかった!最初の爆弾も思わずお!と言うような仕掛けがあり、最大の見せ場の2つ目の爆弾もうお!とうなってしまった。迫力もさることながら、その後のストップモーションの描写も臨場感があってとてもダイナミックなおかつ繊細なシーンになっていた!

今作では、様々な人たちの視点からテロが描かれており、その人たちの視点も度々入れ代わり描かれているが、私達の頭の中をグッちゃにさせるような仕組みになっているが果たして誰がどのように事件に関わっているのか、考えがいのあるサスペンス映画になっているような気がして、謎解き感覚て見れた!

そして、本作は強い社会性の面も併せ持ったものとなってもいる。劇中に出てくるセリフだけの場面は社会に対して、そして、私達に対して発するとても重大な監督からのメッセージだと感じた。そういう意味では、そこでぐっとこの映画に引きずり込まれてしまったと言っても過言ではないと思う。渋谷のシーン、そして、それを受けての中村倫也が演じてる男のセリフにもそのメッセージを比喩してるシーンなのかなとも感じ取れる。

サスペンスあり、奥深さありの大作でした!
やまじん

やまじん