最終的には中々面白くて、ちゃんとまとまって良かった。最後の手紙も良かった。
ただ終盤までは兎に角胸糞悪いです。それ程表現がしっかりしてるからこそなので、褒めるべきなんですが…。
特に10代の性被害描写が出るので、過去に経験した方、いや、過去に一度だって性経験で嫌な思いをした方は確実にフラッシュバックしますので、本当に見ない方が良い。
それくらいリアルで気持ち悪いです。
女性が嫌悪を感じるカメラワーク、目線、演出…。
嫌な場面こそ笑ってしまう癖、トラウマの再演、自分の過去が耐えられなくて美化してしまう、あるあるすぎて…。
自分が見た血だけが信じられて本当なんだと思う安心感、分かる。
知らないと逆に「なんで？？？」ってなるかもしれない。
明らかにおかしいと感じる母親、自分を守るのに必死な自己中な男達、心を何度も殺してくる無責任な大人達。
裁判シーンまでは胸糞で、観るのを中断しかけました。
終盤で少しずつ心が解けてきます…。
木村多江の演技がすごい…。
あと、最近ドラマで知った芳根京子の演技の幅が広い…もっとビッグになると思います…。
