S510

アントマン&ワスプ:クアントマニアのS510のネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

量子世界の描写自体は興味深かったが、結局宇宙と何ら違いはなかった上に、カーンもサノス以上の強敵には見えず、エンドゲーム以降の盛り上がりに欠ける雰囲気そのままの映画だった。
2からその傾向は見られていたが家族愛を謳いだすと安っぽい作劇になり、ジャネットの量子世界の仲間との再会時のやり取り等も残念な方のDCの気配がしてしまっていて、そこがいまいちだった。ビル・マーレイの件も必要性を見出せなかった。
何よりスコットの話ではなくジャネットがメインで、ホープやピム博士もほぼ空気で、キャシーの解放軍と共に戦う動機も浅く、大部分がカーンの紹介映画になっていて、MCU全体として必要な内容だったのは分かるが、もっとアントマンであるスコット主体の物語が観たかった。アリたちだけ時系列が違うことは腑に落ちなかったが、最後のアリの活躍は嬉しかったし楽しかった。
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