焦りや葛藤からくる勝手、不誠実になって余裕がなくなってどんどん追い込まれていく天才肌の主人公。30を手前にして、この作品で売れなければ自分のアイデンティティが否定されてしまう、今までいわゆる「普通」を否定してきた自分がその「普通」にハマってしまうしか生きていく道は無いのかと怖くなって、恋人ともめたり、親友に怒られたりするけど、でもこれで生きていかないといけないんだよ俺はと苦しく藻掻く主人公にすごく感情移入できる映画だった。
演出もそうだけど、当時の時代背景など実話だからこそのリアリティだったし、何より語り口調でストーリーが展開していくの新鮮で面白かった。
アンドリュー・ガーフィールド目的で見たけど、俳優陣全員素晴らしかったし、かっこよかったな。
