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天上大風のhummingbirdのレビュー・感想・評価

天上大風(1956年製作の映画)
3.7
社長の千秋実は、専務の田中春男に社の実質的な権力を握られて、大学の同級生の池部良に助けを求める。

源氏鶏太原作のサラリーマンもの。ストーリーが痛快で楽しく見られる。徐々に池部良の理解者が増えていくけど、実は社長が…というひねりのある展開が面白い。悪役の専務が組合を抱き込んでいて、組合が悪者になっているのも珍しい気がする。

出演者が豪華で、特に香川京子さんがはまり役で魅力的(兄の千秋実をしかるしっかり者で)。良ちゃん様のできるサラリーマンも、スーツが似合ってとてもすてき。

「没後十年記念 映画俳優 池部良」
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