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トゥルーへの手紙のoncochiのレビュー・感想・評価

トゥルーへの手紙(2004年製作の映画)
3.5
CATVの番組欄を見てたら、ダーク・ボガードのお名前がありました。
「トゥルーへの手紙」?知らんなぁ?大昔の映画かな?

2004年の作品?!いや…もう亡くなってはるし…
最初に解説文がついてまして、写真家のブルース・ウェーバー氏が9.11事件の時にN.Y.の現場近くにあった自宅にいる飼い犬を想い(彼は仕事で遠くに滞在中)たくさんいる犬の中の1匹トゥルーに向けて手紙を書きながら、その中で彼自身が関わったり、感銘を受けた人々や映画などを織り交ぜながら、戦争と平和について綴るシネエッセイ形式のドキュメンタリー作品とありました

このテの芸術的作品は正直苦手ですが、出てくるわんこがみんな、可愛かったです!日本人好みの小っこくて愛らしい犬よりレトリバーとか大きな犬が沢山なのも良い
でも仲間の犬の死期を察知する話とか、ちょっとウルっときてしまいました。
で、肝心のボガード卿ですが、ウェーバー氏が昔「ダーリング」を観たあとに感動して、ロンドンまで行ってボガード卿の写真を撮らして貰ったことがきっかけで、晩年まで交流が合ったようです。
中でも生前は公に語られることのなかった、ボガード卿の恋人トニーさんのフィルムまであって感動でした
第二次世界大戦で従軍していた頃の写真から、ほとんど映画界を引退していた晩年の写真まであるし、自身の作品の朗読まであって、出番は少ないけどファンには結構美味しい作品です。
私の持ってる「レターズ」の中の写真もウェーバーさんの作品だったのですね
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