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ザ・ウェイバックのパウアーのレビュー・感想・評価

ザ・ウェイバック(2020年製作の映画)
3.8
バスケを題材にしたスポ根でもありつつ,主人公の再起ドラマを軸にした作品。

ギャヴィン・オコナー×ベン・アフレックのタッグ作ですが配信スルーです。

王道ながらベン・アフレックの私生活などを知っていれば間違いなく重ねて観てしまうし何と言っても今作でのベンの演技が素晴らしい。

最近のベンは渋さも増して凄く良いし近い将来,主演男優賞を受賞する日が来るかも。

今作は切なさもあり,熱さもあり,一度堕ちた所から這い上がる男を見やすく描く,さすがギャヴィン・オコナーです。

生徒たちとのドラマも良かっただけにストーリー進むにつれて若干薄めになっていくのは惜しいけれど,もう少し尺長くても良いぐらいテンポも良く凄く引き込まれた。

誰もが強い心を持っている訳じゃなく心に抱えている物が何かしらある人が現実に多いはずで過去×現在,辛い経験や様々なことで時には誰しも精神的に厳しく病む時もある。普通に体調もメンタルも元気なのに自分の体験からしたらそれはある日,突然来ます..。

『過去は変えられないけど前に進む方法は選択出来る。』今作にも良い台詞がありました。

言葉にする大切さや自分自身の行動など考えさせられ前向きになれる1本です。
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