ある

ブラックアダムのあるのレビュー・感想・評価

ブラックアダム(2022年製作の映画)
3.0
IMAXで視聴!
DCコミックの最恐ヴィランが映画化!演じるのはドゥウェインジョンソンっていうワクワクする配役です😆

5000年前、王国カーンダックはエネルギー鉱石で繁栄してきたが、反旗を翻したひとりの子供によって、滅ぼされてしまう。その子供は魔術師から特別な力を与えられたが、力の扱いを誤り、地下深くに封印された。それから現代、カーンダックは軍隊に支配され、国民は虐げられていた。遺跡を探索していたレジスタンスの女性は、軍隊から逃げるために封印された破壊神を解放してしまう、みたいな出だし。

この破壊神がドゥウェインジョンソン、テスアダム。復活シーンは見事なヴィランっぷりで残虐に暴れ回ってくれます...が、このあとから少しずつ期待からずれていきました。破壊神なのに、レジスタンスの女性の息子と早々に打ち解けて、どんどんマイルドになっていくではありませんか!かつてのシュワちゃんを彷彿させる筋肉正義キャラです😱

そこへ破壊神が復活したぞー!とJSA(政府が編成した正義のヒーローチーム)がやっつけにくるわけですが、もうこのあとの展開が読めてしまって😔

JSAの面々はみんな魅力的でしたよ!未来が読める能力のフェイト(ピアースプロスナン!)、鋼鉄の翼で空を飛ぶホークマン、風を操るサイクロン、巨大化するちょっとおとぼけなアトムスマッシャー。特にサイクロンは女優さんがとてもチャーミングでした!アクションも良かったですね✨

ただマーベルがあれだけ流行ったあとだと、フェイトはストレンジ、ホークマンはソーとファルコン足した感じ、サイクロンはストーム、アトムはアントマンに見えて、新鮮味が無かったんじゃないかなぁと思います。こっちも歴史の古いキャラクターなんですけどね💦

娯楽作品としてこれで十分なのかもしれない。でも全体的なストーリーはご都合、細かいところもツッコミどころ満載で、作品としては軽かったと思います。カーンダックもせっかく架空の国なんだから、独特な文化の描写が欲しかったし、国民性もすごくアメリカっぽく感じました。

ドゥウェインジョンソンの筋肉とビジュアルが素晴らしかっただけに残念です😣極悪な最恐ヴィランを演じきってほしかった...!
ある

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