サイレント映画からトーキーへ、激動の時代の中で描かれる酒池肉林という感じ。お金がかかっていて絵も面白かったし、ララランドの監督ということもあって、音楽が特に良かった。映画館で観る作品としては見応えあると思ったけど、下品でめちゃくちゃで頭がおかしくなりそうな作品で、激しく好みは分かれそう。どこかウルフオブウォールストリートに似てる。
あれだけ映画の作り方が変わったら、役者に求められるものも全く変わるから対応するのもすごく大変だと思った。才能のあるジャックですら苦労が大きかったのに、新人のネリーでは絶対無理だと思う。
でも自分の苦悩が時を超えて誰かの人生の喜びになったり、愛されたりする可能性があるのは素敵なことだとも思った。
映画好きとしては、オーケストラがいたり、アスベストで雪を降らせたりするサイレント映画の舞台裏が面白かった。