Antaress

バビロンのAntaressのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.8
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド
ラ・ラ・ランド
アーティスト
ニュー・シネマ・パラダイス
雨に唄えば

【映画の中の映画】を描いた作品のオマージュがいっぱい。
上記の他にもあるのかも。

予告を見た限りはブラピ×マーゴット・ロビーなのと全体的な雰囲気からワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッドぽいのかなと予想。
その雰囲気も感じられたけど全体的には破壊的なラ・ラ・ランドみたいな。

監督が同じデイミアン・チャゼルだしセルフオマージュなのかな。
ラ・ラ・ランドが陽ならバビロンは陰。

元々ラ・ラ・ランドのエマ・ストーンとバビロンのマーゴット・ロビーは顔立ちが似ているし。
可愛い系のエマとキツめ美人のマーゴットがそれぞれの作品に良く似合っている。
このふたつの作品をペアと思うと面白い。

初っ端から超超超超超超超絶にハイテンションでそれが40分だか小一時間続くって他にこんな映画は無いかもしれない。それがまたとんでもなく面白い。

そしてそのまんま殆どのシーンが冒頭程ではないにしてもかなりのハイテンション。マーゴット演じるネリーのパワフルビッチなキャラに引っ張られて話がガンガン進んで行く。

時代背景は映画がサイレントからトーキーへと移り変わる頃。
それゆえ凋落する者とのし上がる者。
この辺りを描いた映画としてはアーティストもそうだった。

それからオマージュではなくまんま使われているのが雨に唄えば。
ラストシーンは雨に唄えばを観るマニー。

ってこれニュー・シネマ・パラダイスのオマージュじゃん!
最初っからずっーーーとくっそクレイジーな話なのに最後の最後でこれはズルい!くっそーー!参りました!


こんだけイッちゃってる映画なのに色んな人種がメインに近いキャラで出ているのはコンプラなのね。まー現代的よね。

凄く凄く好きな映画だけれどネリーの服と髪型が当時っぽくないのだけが引っかった。

あとフェイ・ジューは西洋人から見ると美女なのかな?
私はキンタローにしか見えなかったw
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