Nagisa

バビロンのNagisaのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.1
3時間、口が半開きになった映画😦😦😦

なんて煌びやかで汚いんだろう!
両方に針が振り切っていて、潔かった。
劇場を出てトイレの鏡を映った自分が映画を観る前以上に地味に見えて悲しくなった。急に現実に引き戻された。
あ〜マーゴット・ロビーになりたい。

物語は映画業界がサイレントからトーキーに移り変わる少し前から始まる。
スターに憧れた者、大きい物の一部になりたいと思った者、一時代を作り上げた者、などなど登場人物は夢を追ったり夢を掴んでいる人たちが中心。
この監督の作品に共通するのは、
夢を追うことに痛みが伴うこと。
その痛みを受け入れられるか。夢を見たいままの人は評価が分かれるのかもしれない。知らんけど。

ネリーにもジャックにもトランペット奏者(名前忘れた)にもモデルがいるそうです。

私達は娯楽で映画を観てるけど、長い歴史の中でああいう痛みや悲しみが繰り返されてきたんだなと思うと、また映画を観る目が違ってきますね。(これが、教養…!)

そしてもちろん音楽も素晴らしかったです!
Nagisa

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