もりはる

バビロンのもりはるのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
3.1
TOHOシネマズ日比谷スクリーン5 Dolby Atmos

いやー、僕には合わなかった…
絶賛してる人もいるので好みが分かれるのだろうけど、なんというかとっ散らかりすぎに感じた。
下品なシーンがあることは特に問題じゃなくて、必要性の分からないシーンが多いように思う。
無声映画からトーキー映画へ移り変わる時代の葛藤を描きたいのだろうけど、各登場人物を深掘りすることもなく、淡々と映してるだけ。
だからラストでマニーがヤク中ギャンブル狂のネリーを助けても、なんでそんなやつ助けるの?としか思わなかった。
もちろん打ちひしがれるブラピの演技とかいいシーン"も"あったけど。
撮影方法の違いとか映画を取り巻く環境など"映画業界"の移り変わりはよく描けているものの、そこにいる"人"にもっと焦点を当てて欲しかった。

個人的には正直これで3時間は長すぎた。
最近見た3時間越えの作品だとRRRやタイタニック25周年3Dリマスターがあるが、どちらも上映中トイレ行く人やエンドクレジットが終わるまでに退席する人はほぼいなかった。
この映画の場合、僕が見たときはでは10人以上は途中で席を立ってたし、エンドクレジットになってすぐ退席した人もちらほら。我慢できなかったんだろうなと思う。

最後ネリーが闇に消えていくシーンは良かった。
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