1920年代のハリウッドを舞台に、スター俳優(ブラッドピット)、新人女優(マーゴットロビー)、映画に憧れる青年(ディエゴガルバ)それぞれを描く作品です。
初めのパーティシーンにこの映画の面白さが詰まっています。
劇中でビッグバンドが演奏する曲が劇伴として多く使われます。この劇伴が素晴らしくビートが流れる度に気持ちが上がります。
大勢のエキストラと長回しのショットも素晴らしく、1シーンで数100人はいるエキストラが同時に演技し、1ショットの長回しをするシーンは圧巻です。
しかし、1番の魅力はマーゴットロビーです。お色気新人女優を演じますが、印象としては化粧をしてないハーレクインです。
パーティでダンスをするシーン、劇中で演技をするシーン、金持ち達に啖呵を切るシーン等、印象に残るシーンの多くはマーゴットロビーです。
個人的には、ハーレクイン以上に魅力的で彼女のフィルモグラフィを代表する役かもしれません。
デイミアンチャゼル映画なので、最後まで派手な映画ではないですが、コメディ要素も多く終わった後の余韻も気持ち良い映画です。