2023-26〈17〉
噂どおり裸体やら汚いモノがわんさか出てくるけど、不思議と嫌な感じは全くせず、その時代や舞台の雰囲気を伝えてくれる画の一部でしかない。序盤掴みの屋敷でのパーティーのシーンはちゃんと飲み込まれて魅せられてるな〜と感じるほど、音楽と撮り方による臨場感と、マーゴットロビーがいい。
マーゴットロビーは定期的にぶっとんだ役をしてるイメージではあるけど、今回も最高に演じられていたし、なによりもほんとにその魅力に惹きつけられる。マニーが見惚れて恋に落ちてしまうように、わたしも自由奔放で自信に満ち溢れるネリーに見惚れた。
無音映画からトーキー映画への移り変わり、そしてエンディングで流れる映画史上キーポイントとなってきた映像の数々。
ここ最近ほんとうにたまたま、映画というコンテンツがこの世にあってよかったと考えることが度々あり、こうやって今の映画という形があるのかとまじまじ感じたし、なんだかウルっときたりした。今もいろんな技術の進歩があって、移り変わりがあって、わたしはどうしても新しいものを受け入れるのが得意ではないから無駄に無意識に抵抗しがちだからこそ、手探りながらも新しい風に乗ろうとするジャックをかっこいいと思った。泥臭くてもカッコ悪くてもしがみつくって大切だったりするよね。彼が最後ああいう選択を取ってしまったこと、悲しいけどすごく気持ちがわかってしまったな。
マニー役の彼、初見だったけどよかったなぁ。今後出番増えそうだ、楽しみ！
