オーケンシールド

バビロンのオーケンシールドのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
3.5
波瀾万丈に満ちた夢の世界ハリウッド。
華麗でスキャンダラスな妖しい様相。
ハリウッドの黄金時代を描いた物語。
デイミアン・チャゼル版「雨に唄えば」。

1930年前後、激動のハリウッド舞台裏。
映画界への憧憬。若者が挑む成功への道。
名声を得たスターの足跡。輝く存在価値。
サイレントからトーキーへ映画の転換期。
技術革新により淘汰される存在の儚さ。
映画の専門家が撮る映画人の生き様。

過去作のイメージを覆す破天荒な描写。
ファ○ク、シッ○、プ○ー。罵声と侮蔑。
群衆を最大限に活用した人物の連動性。
粗野でも手馴れた安定感ある集団演出。

壮大な分量に及ぶ前振り。基盤の構築。
全ては数十カット名作切り抜きへのブラフ。
映画は娯楽で庶民の癒しです。永遠に。
オーケンシールド

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