黄金ぷりん

バビロンの黄金ぷりんのレビュー・感想・評価

バビロン(2021年製作の映画)
4.0
スターはなるんじゃない
生まれつきスターなのよ。

カッコ良すぎる、、、


映画のド頭からインパクトのある映像の連続。


あっけに取られていたら
レッチリのフリー登場。


規格外のデブをボコるフリーが観れます。

ハーレークインばりに自由奔放なマーゴット・ロビー


前髪チョロ垂れのブラピかっこよすぎ


トビー・マグワイヤ 不気味すぎ、歯キモすぎ

そんなトビー・マグワイヤの誘導の元
どんどん地下に下ろされていくの怖すぎる
んで見せ物小屋になってる洞窟が
怖すぎるけどもっとじっくり観たい気もする、、、



技術の作新、トーキーに移り行く流れに乗れない、馴染めないスターを描く映画は
雨に唄えばを筆頭に幾つかあるので
既視感はありました。
あー、このブラピの苦悩、マーゴット・ロビーの苦労、観たことある。
ってなります。
生まれつきのスターでも
時代の流れには置いていかれることもある。

ブラピのエピソード
ワンスアポンアインハリウッド
でも見た事ある!
ってなりました。

スターで居続けることの難しさ。

自分が失墜していくことを許容することの難しさ。




声、歌を問題視されてあのオードリー・ヘップバーンですら吹替されてかなり不満だったと言う話があるぐらい
トーキーへの対応は困難だったみたい、、、


ただ、ラストのパートで
声や台詞回しで失敗作とされたものが
オマージュされパロディされ
今、観客を魅了してる。
失敗作ですら無駄にはなっていない。
面白い。


映画館で映画に釘付けのひと、ねてる人、いちゃついてる人、笑ってる人、泣いてる人、アジア人、黒人、白人、金持ち、庶民、

全てを許容する映画館。


同じ映画好きとして
趣味が映画であることが誇らしくなる
素晴らしいシーンでした。


ラストの映画の歴史をふりかえるのは
監督の映画愛は充分伝わりました。
ただ、ちょっとやりすぎやろってなった
。。。




正直、デミアン・チャゼル監督の過去作、

特に
セッション
ララランド
は面白いけど
周りの絶賛ほど乗り切れくて

合わないと感じることがありました。

自分の感性が心配になるぐらい。


ファーストマンでは、
今度こそしっかりハマってボクもみんなみたいに面白さがわかる人間になりたい!!

と祈りながら観に行ったけど、
これは普通に周りの評価も低くかった。。



だけど今作は
今までのチャゼル映画で1番しっかり楽しめました!!
けっして手放しで絶賛できる映画ではないけど
長尺が思ったより気にならなかったことも
楽しめたことの証明でしょう!

次はどんな映画になるのか楽しみです。
黄金ぷりん

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