ぴがし

アンテベラムのぴがしのネタバレレビュー・内容・結末

アンテベラム(2020年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

これはすごい映画でした。前知識なしで見たからジャンルは勝手にホラーだと思い込んでたけど、序盤は「黒人差別史のドキュメンタリー?」「あれ?この映画一体何の映画なんだ?」と困惑しながら見ていました。途中で現代描写になってからは「あー,前世の記憶的なやつかな?」と思ったけど、きちんとその辺りの大きな伏線もがっちり回収されていく感じがとてもよかった。主人公の序盤での部屋の中での大股歩きとか、ドアの蝶番になんか塗りたくってるのとかも,脱走への伏線だったのね。

すごく面白いサスペンス?って感じだったけど、これをアメリカ人や差別主義者や黒人の人がどう受け止めるのかはちょっと想像できない。アジア人だから第三者目線で一つのエンターテイメントとして需要できるけど,当事者はどううけとめるんだろうか?
いくらポリコレ至上主義とは言え、主人公の友だちのふくよかでやかましい人のキャラはちょっと共感できないわ。レストランでの席のイチャモンとかはいくら何でもあかんでしょう。
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