Mary

星の子のMaryのレビュー・感想・評価

星の子(2020年製作の映画)
5.0
なぜ人は宗教を信じてしまうのか
社会の中で孤立し、大多数からは「ヤバい奴ら」とレッテルを貼られている人達に対する偏見が変わる映画
やばい、というか沼にはまっていて危険ではあるけど、狂ってるとかいうより皆普通に優しくて楽しく交流している人間だってことを忘れてはいけないし、でも逆にそういう人間が集まって宗教を盲信的に信じてる事実が恐ろしくもある
まなちゃんの演技は深みがあって良い
美しい
そっとハンカチを差し出して「あいつ性格悪いね」とだけ言って隣で心配そうに見ていてくれる子と、バカだけど本当に優しくて、泣いてるのに笑わせてくれる男の子の優しさが良い
ちひろにこの2人がいてくれることが救い
最後、家族三人で流れ星を眺めるシーンが良い
両親と娘で流れ星が見えるタイミングが合わないことの比喩
お姉ちゃんとの違いも考えさせられる
台所でお姉ちゃんが、自分の好きな人の特徴をちひろの好きな人(王道イケメン)の真逆の表現(〜ない、〜できない)で言うのが味があって良い
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