急勾配のコンクリートの上、闇が深すぎるあまり底は視認できない。
主人公の女性がこの絶望的な状況に置かれているのはなぜか
その闇の向こうには何が待ち構えるのか
設定を極限まで抽象化することによって観客各々が自分の環境に擬えて解釈することが求められる。
失望の中でついに見つけた僅かな希望。その希望をモノにできるか、果たして神にさえ見捨てられるのか。
ラストシーンで迎える予想だにしない展開は今後の人生観をも揺るがすものとなりました。
価値観を完全にひっくり返されました。
もうこの国に用はない。
今からキューバに行ってきます。