このレビューはネタバレを含みます
『バトルフィールド
クルーティの戦い』
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2019年公開のウクライナ映画
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ロシア帝国崩壊と共に独立した
ウクライナ人民共和国に
ソビエト軍の侵攻が始まった
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軍人である父と兄を持つ
アンドリューは
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ソビエト軍の侵攻を記録した
フィルムを観せられ
学徒出陣を志願する
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短い訓練期間を経て
前線に送り込まれるが
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そこには
首都キエフ侵攻を狙う
ソビエト軍が
待ち受けていた
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という
史実に基づいた話
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ソビエト軍4000人に対し
ウクライナ軍400人
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というコピーで
絶望しか感じられない
戦いだなーと思いきや
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想像の斜め上を行ってた
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ロシア帝国の崩壊により
棚ぼた的に
独立国となった
ウクライナだったが
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間髪入れず
侵攻してきた
ソビエト軍に立ち向かうには
あまりにも非力だった
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おまけに
4000人を率いた
ソビエト軍の指揮官が
イカれたジャンキー過ぎて
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史実を基にしているという
触れ込みを疑うが
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直前に
「バタリオン」を観ていたので
さもありなん
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よくよく考えてみると
この時期のロシアは
とんでもなく
ぐちゃぐちゃである
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自国のツァーリを虐殺し
内戦状態にも拘らず
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第一次世界大戦で
侵攻してくる
ドイツ軍と戦いながら
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独立したウクライナにも
侵攻するという
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専制政治から
2月革命を経て
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一瞬だけ
民主派政権が誕生し
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外交において
戦争継続路線を取ったコトで
社会主義となっていく
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短期間で
これだけ国の方向性が
コロコロ変わってしまうと
国民は不幸でしかない
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と、同時に
強烈な独裁者のもとに
恐怖政治を行わなければ
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国家として
存続できなくなるという理屈は
分からなくもない
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各国の歴史や成り立ちを
知れば知るほど
何も言えなくなってくる
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