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ミス・アメリカーナのkenのレビュー・感想・評価

ミス・アメリカーナ(2020年製作の映画)
3.5
The Eras Tourへ向けて

学生時代にRedや1989あたりをよく聴いていたこともあり、ヒット曲ならわかるよくらいのにわかファン。そんな僕、次の日のThe Eras Tourでちゃんとファンになります。

これから自分がどんな苦難に直面しようとも、おそらくテイラーの方が何百倍も大変な思いをしているので、なんだ大したことないやと勇気をもらえた。自分の抱える問題なんて比べるまでもない。この先だいぶ頑張れそう。

プロとしての仕事に対する姿勢を見せつけられた。他のアーティスト、特に男性アーティストと比べても、常に新しい試みにチャレンジしファンを飽きさせない。負けるもんかという意気込み。

いい子ちゃんでいようとするのではなく、自分を出せるようにする。これは自分にあまり自信を持てなかった僕が、社会人になり仕事を通じてできることが少しずつ増えていくことで、自身も少しずつ持てるようになってきた経験に置き換えてすごく共感できたポイント。遠い遠いスターの存在を身近に感じられて好きになる。ちょろい。

カントリーソングを歌うイメージだった少女が、いつのまにか世界一のポップスターへ。

日本を訪れた際にファンから「バービーみたいだね!」と声をかけられるシーンがあった、もちろんファン本人にとっては褒めたつもりなんだろうが、Barbieとこのドキュメンタリーを観ているとよくわかるよね?一瞬間を開けて返事をするテイラー。

政治に対してオープンな文化はいつ見ても素敵だと思う。

エブエブに似た自己啓発映画でした!
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