・許すために生きる
・かねまさが愛人に鞠の数々の傷跡は誰がやったのかと自分が疑われた時に何も言わなかったが、どういう意図で何も言わなかったのか。
あれは一貫性のない自分の振る舞いから自信を持って否定することができなかったのか?
・蓋を開ければ家族として結びついた3人はみんな幼少期の時虐待されたという同じ過去を持っていた。同じ種類の傷を持っていないと人間は分かり合えないのか。
・現状、生きていく上で同じような価値観を持っている人と常に一緒にいることは不可能なのでこの映画は一筋の希望とともに絶望を示唆する映画のように感じた。
主演俳優陣さんたちの生登壇を観れるというミーハーな理由で鑑賞しました。
監督兼主演の上西さんは精神科医から虐待の実情を聞き、激しく憤りを感じてその思いをこの映画にぶつけたという話をやや興奮気味に話されていた。