アーク

ナショナル・シアター・ライヴ 2020 「真夏の夜の夢」のアークのレビュー・感想・評価

4.5
最初のリポーターが物語の概要を言ってくれるので内容を知らなくても観れる、わかる、面白いの三拍子揃ってるエンタメに特化したNTLに触れるにはいい作品

キャストと観客の近さ、観客や私物までも小道具として演出の一部にする自由さ、アドリブ力、がありとても楽しめた。
この作品だと目というワードが結構出るのだが自然と相手の目を見ていた自分がいた。
目だけの演技だけど何を言っているのかわかる。そこがまたいい、口には出さないが心が伝わる感じこれは覚えておきたい。
個人的によかったのがパックの静かさのジョークとボトムのあの愛され力際立つのが最高だった。映像で見てるこっち側も笑いの渦に飲み込まれた。
幕間にハイトナー氏とリポーターとの対談があるけどこれ含めての鑑賞金額2500〜3000は安すぎる。初心者にも優しい現代寄りの戯曲だと思う。
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