郁哉サム

映画 えんとつ町のプペルの郁哉サムのレビュー・感想・評価

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)
4.0
鬼滅にストップをかける作品になるかと思ってたんですが、間に合いませんでしたね(笑)
けど面白さは充分!

【※絵本とはちょっと違う】
原作は西野さんの絵本ですが、絵本に於ける物事を分解し時系列をずらして長編映画用にしている。
だから絵本の最後にあるプペルとルビッチの関係性は映画の途中で完結している。
絵本(過去)→映画用(未来)
のような構成になっている。

【西野ワールド全開!!】
絵本もそうだがオンラインで知られている"スナックCandy"、書籍の"魔法のコンパス"、"革命のファンファーレ"に書いてあるような事を彷彿とさせるような内容に思えた。
ちょっと嫌な言い方をするけど、
絵本 + 自己啓発 のようにも思えた(笑)

【"質"にこだわって作られた本物の映画】
ハロウィンソングはHYDE!
あれだけ細かい街の俯瞰を描いたのは
STUDIO4℃さん、過去作を調べたらベルセルクや鉄コン筋クリート、足の細さはリンカーンのOPを観て尚納得(笑)
プペルの吹き替えが窪田正孝君というのが凄く意外でしっくり来ていた。
芦田愛菜さんもちゃんと少年感が出ていて話に没頭、プペルがゴミ山の鏡で気づいてから涙が止まらなかった(笑)

アニメーション映画としてはクオリティはとても高い!
割と肥えてしまった自分には星を見るという話がシンプル過ぎてそこまでだったが友達や恋人と観るにはピッタリだろう。
郁哉サム

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