SHOYAMA0627

映画 えんとつ町のプペルのSHOYAMA0627のレビュー・感想・評価

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)
3.0
率直に見た感想だけで言うと泣けた。でも何か違和感が拭えないと言ったところ。脚本の粗が目立ち突っ込みどころが多かったが勢いで涙腺刺激された印象。

テーマは事前に聞いてた通り人の夢を笑うなというすごく正論ど直球で、確かに人の夢笑ったらあかんよなしか出てこない。
もっと人の夢を笑ったらあかんという価値観が揺らぐようなエピソードが欲しかったし、そもそも星を見ようとする夢をあんな幼い子が見たところで誰もバカにしなくねと思ってしまう。
自分は人の夢を笑ってしまう時って他者が勝手に決めた身の丈に合っていないような夢を語る時にこそ笑ってしまうんだと思う。それで言うとルビッチは父ちゃん信じて星を見ようとするが挫折して嘘つき呼ばわりされてそのまま中年になって自分の人生狂わせた父ちゃんを恨みながら自分の子供頃と同じ夢を持った子をあざ笑う嫌な中年設定の方がグッとくるんだけどな。

とか考えてると何かいちゃもん付けたいだけなのか?素直に感動したって言えないのか?とか色々考えて細かい粗は気にせず素直に楽しむのが正解な気もしてくる。
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