サミィ

映画 えんとつ町のプペルのサミィのレビュー・感想・評価

映画 えんとつ町のプペル(2020年製作の映画)
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ずっとプライムでダウンロードしたまま観てなくて、全くもってどうしようもない時間が出来たので、ようやく視聴…

あー 率直な感想としては、思ったよりは悪くなかったんちゃう…?といった感じでしょうか。個人的な前印象が絶望だっただけに、そこまで悪くはないんちゃうかな って思いました。ただ「殺人犯だと思ってたヤツが窃盗犯だった」ってだけの話で、作品が面白かった という話では全くありません。くだらなかったのは確かです。どこかで観た様な話のオンパレードだしサムイ思想が透けて見えるし…

ところでもしあの国がまた荒れる事になったとしたら、誰が責任を取るんだろう?昔の様にカネに支配された国に成り下がってしまったら、「星なんかあるわけねぇだろ!」と口々に叫んでいたあの “善良な一般市民” 達は、星の見える前の “平和な” 時代を壊したあの主役のコを責め立てるんじゃないの?そんな一般市民達がまず初めに襲い殺すのは 、“病気で弱った女や子ども” なんじゃないの?どうするつもりなんだろう?それに今まで逃げてきた事を、中央政府が許すだろうか…

それにゴミ人間は結局 “お父さん” だったんだよね?という事は、主役のコは結局 “友だち” は、1人も出来てなかった って事になるよね…?

まぁ一般市民をささやかながらdisったけど、モグラの言う様に2:6:2 の蟻の法則というのがあるワケで、2(反乱軍):6(一般市民):2(防衛軍)の割合が存在してくれてるから殺し合う2:2が滅んで何もしない6が生き延びるワケで。彼等は人生を大きく変えようとは決してせず、その時の気分だけであっちに付いたりこっちに付いたりとフラフラ生き延びてるワケで、実は種の保存に必要な存在だったんだ という事がわかりました。
なのであの“星”革命は、火炎放射器を持っていた女の言っていた様な「ずっと行動を起こせなかったみんなの声」ではなく、ただの 星はあるんだと思った “普通に働く蟻達の声” なだけだったのです。それを排除しようとする “一生懸命働く蟻達” が抑えようてして、ただ何も考えられない “サボってる蟻達” がどちらかのおこぼれにあずかる というお話なのです。


まぁお話自体は薄寒いただの現代批判だったけど、絵面?はポポロクロイス物語みたいだったし、絵の動かし方は初期のプレステの黎明期のCGの様な拙さで、稚拙さが逆にハマったな と思いました。なので観ていてそこまで悪くはなかったか?(-100が-40になった というだけだけど)と思いました。

とりあえずこの映画のダウンロードを消せる事によりケータイの容量が少し空くのがホント助かるー。観れて良かったです。
サミィ

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