ぉゅ

るろうに剣心 最終章 The Beginningのぉゅのレビュー・感想・評価

3.8
2022年 鑑賞 22-261-30
金ロー にて
週刊少年ジャンプに連載されていた和月伸宏先生コミック「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」を原作に、前作までの「るろうに剣心シリーズ」や「ミュージアム」等の大友啓史監督・脚本による、緋村剣心に剣心の左頬に一本切り傷を入れたが、剣心にとどめを刺されてしまう清里明良(窪田正孝さん)や、剣心(佐藤健さん)と雪代巴(有村架純さん)との出会いや運命を、原作の「人誅編」やOVA作品「追憶編」をベースにした第1作へと続く序章となる作品。

ー 雪景色の深く沁みるの追憶編 ー
TVアニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」のOVA作品「追憶編」好きなのよ!マジ原作より好き(原作の人誅編全体が私好みじゃないかなぁ...)!是非観て下さい!あのシーンは原作通りなのか?追憶編ver. なのか?それとも映画オリジナルなのか?あのシーンって?それは...

“死にたくない... 死ねない... 僕は大事な人がいる 死ぬ訳にはいかないんだぁ”
祝言、剣心と清里明良、清里の生きたいという強い強い執念と剣心の左頬の傷...

“よく惨劇の場を血の雨が降ると表しますけど あなたは本当に血の雨を降らすのですね”
剣心と巴の出会い、待ち伏せていた暗殺者たち vs 剣心、巴の気絶、「おい 名は?」、「巴です 雪代巴」、有村架純さん演ずる巴めっちゃハマり役!個人的に薫より好き(原作でもなんだが...)、剣心が人前で寝るという行為、「人間らしゅうなったなぁ」、巴と小五郎(高橋一生さん)、「あいつの剣を鈍らせんで欲しい」、池田屋事件と剣心 vs 沖田総司(村上虹郎さん)、新撰組の斎藤(江口洋介さん)と沖田の病気と退く剣心、「やめとけっ! お前らが何人かかっても敵う相手じゃない」、斬りかかってしまった剣心と巴に謝まる剣心、「俺は斬らない どんなことがあろうとも あなただけは絶対に斬りはしない」

“もう暫くお側にいさせてもらいます 今のあなたには狂気を抑える鞘が必要です”
京の外れの農村に身を隠す剣心と巴。巴の表情、剣心の気づきと新たな思い、よく笑う剣心に変貌... だが... 「ならばこれをもって抜刀斎抹殺の開始とするまで」

“私決まっていたんです 嫁ぎ先が 相手は御家人の次男で幼馴染でした 彼は私のためにもっと世に出たいと見廻組への参加を志願し京へ出ました そして祝言の前に京での動乱に巻き込まれ帰らぬ人となりました 江戸で泣いて縋ってでも彼を止めていれば... そう思えば思うほど...” “もういい もういいんだ”
巴と縁(荒木飛羽さん)の再会、姉さんの手伝い、察する巴、巴の過去と巴を受け止める剣心、剣心の決意の吐露と巴の気持ち、雪景色と内通者... 、辰巳(北村一輝さん)と巴、「ありもしない弱みに期待するより こちらで弱みを作ってしまった方が確実というもの」

“君が一度は失った幸せを今度こそ俺が守り抜いてみせる”
剣心 vs 辰巳一味のクライマックスバトル!剣心は巴を想うことが弱みなのか... それとも... 爆発と結界、剣心の視覚を... 聴覚を... 、「なぜ戦うんだ... 誰のために... 何のために... 」

前作でわかってはいたんだが、とりあえずの原作回避に感謝!巴の最期の言葉... ジーンっと沁みる。が、あのシーンの巴って何?実物?幻覚?実物だったら(どれぐらい経ったかは知らないが、剣心の傷の治り具合からあれからすぐではないであろう)腐ってないとおかしい、そんな寒い描写はないし、幻覚だったとしても、そういう描写がないし... いやあそこなくても、別描写でも良かったのでは... 今回はレギュラー陣はいないが、有村架純さん始め、高橋一生さん、窪田正孝さん、村上虹郎さん、安藤政信さん、池内万作さん、高杉亘さん、高橋努さん、堀田真由さん、渡辺真起子さんに、和田聰宏さんと荒木飛羽さんの「あな番」の出演者、ラスボスの北村一輝さん、安定の斎藤一役に江口洋介さんという布陣で良かった!個人的にはBLANKEY JET CITYやLOSALIOSのドラマーとして有名な中村達也さんの再登場が、めっちゃ嬉しかった!ファイナルがあってのビギニングが活きる、ビギニングあってのファイナルが活きるという構造と、この作品を最後にしていただき有り難かったです!皆さまお疲れ様でした!もし機会があれば北海道編も... なんちて!またお会いしたいです!

「その時(新しい時代)が来たら 甘い戯言かもしれないけど 俺は人を斬るのではなく人を守れる道を探そうと思う この眼に映る人々の幸せを守れりながら 罪を背負い償う道を」

「さよなら 私が愛した2人目のあなた」

余談:大友監督は爆発や炎、燃えるシーンがお好き?

1921
ぉゅ

ぉゅ