このレビューはネタバレを含みます
終始流れる不安定な空気感の中に、優しさ、友情、男性への嫌悪、怠惰さ、ティーンの軽薄さが(会話はそこまで多くないのに)表現されていて、とてもリアル。オータムの身内以外の子供の描写が全く無いところに、母親になる準備が出来ていない、と言った彼女の視点が明確に表れていると思った。原題でもある4択に答える場面で張りつめていた気持ちが崩れてしまうのがとても辛く悲しい。
あとスカイラーはほんとに人格者。男性からの視線を気持ち悪く思いながらも、不本意ながらも利用できるところは自分の意思で利用する賢い女性。言葉少なのオータムの気持ちに心身共に寄り添い続ける彼女は本当に素晴らしい。
前から観たいと思ってたけど、邦題があまりにかけ離れてて危うく見落としそうだった。。ジュリアホルターの音楽良きです。