コージィ

生きちゃったのコージィのレビュー・感想・評価

生きちゃった(2020年製作の映画)
3.3
お人好しで自分を主張せず周りに合わせるような主人公。家族を今より幸せにしたいと健気に勉強をしている。そんな中、妻が浮気。5年前から愛情を感じなかったと。
でも怒ることも泣くこともなく、別れることに。
大島優子さんが寝取られてるのはちょうど良い感じにエロかった。
最後の車内のシーンはドラマティックだったが、こんなことある?男同士で。と思いつつ、ずっと気持ちを抑えていた男の気持ちが溢れてくるシーンだからなと。納得しつつもモヤモヤが。でも仲野大賀さんの演技に釘付け。
ちょっとは前に進めるような終わり方。

身近にありそうな低所得者の家庭の話。
子供ができ毎日に必死な家庭。愛なんかよりも子供のための毎日。それは幸せなのか。
夏のシーンでの肌の脂感が庶民的に見えた。

浮気して養育費をもらおうとする女に「は?」と思ったが、ずっと我慢してたんだと正当性がそちらにはあるんだなと。それがわかっているから男も払う。

嶋田久作さんの存在も良かった。こんな家族が育ちそうという説得力があった。
タイトルも想像が掻き立てられる

テーマはなんだろう。
我慢はいつかは溢れ出す。?
コージィ

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