Jin

2012のJinのレビュー・感想・評価

2012(2009年製作の映画)
3.0
見るからにありふれた映画なので絶対つまんないだろうなと思っていたが、しっかり押さえるべきところを押さえていていい映画だった。
確かによくあるテンプレ映画だけれど、そこには心があり、正義があり、理解があり、愛があった。クソヤローだって息子のことを想っているし、元妻の夫とだって理解し合える。国民に最後まで寄り添うのが大統領の務めだし、人類として子孫に誇れる行いをする。
最近見た「レフトビハインド」が終末の始まりだけ描いて肝心な終末を描かなかったため不完全燃焼していた。この作品は終末とそれを乗り越えた先の未来の希望まで描いており、テーマに真摯に向き合っていてよかった。
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