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大空の闘士のlingmudayanのレビュー・感想・評価

大空の闘士(1933年製作の映画)
3.0
悪天候時に飛行機を飛ばして事故が起きれば飛行士の生命が脅かされるし、郵便物にも損害が出る恐れがあるので会社が積極的に出動させる理由はあまり無いと思うのだが、ともかく作中の飛行士たちはそれでも出動させられる。特に事故が起きたら出動するというルールを自らに課しているマイクは蓮實さんが言うところの「とらわれた存在」としてフォード的な主役と言える。
デュークが同僚から奪い取った妻と共にホテルでマイク遭難のニュースを聞くシーンで、窓から見えるのはマイクの捜索に向かう飛行機の群れ、部屋に見えるのは妻が地面に這いつくばる姿。その妻の尻を叩いて捜索に向かう流れが爽快だ。デューク登場時のアクロバット飛行も素晴らしかった。
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