ミラクルライトという悪しき風習と化した楔を抜いたという点においては大英断の作品。
だが、あまりに脚本が酷い。
今回のプリキュアは過去作品を出演させながら完全にチョイ役及び踏み台。
近年のプリキュアオールスター系の悪い部分を濃縮して作ってしまった点が非常に目立ちます。
主軸の物語も事件の元凶であるキャラクターの悪意を示しつつ、別キャラクターの存在に敵意をすり替えて物語を纏めてしまうというトンデモ作品。
被害者感情が認識できていない加害者的感覚作品。
観ていて正直心が辛い。感動する方面ではなく、古傷を抉られる感覚です。
1作品としては成立してるのですが。腑に落ちない。
近年のプリキュアは試行錯誤しつつ脚本の質が向上していた分、落差を大きく感じた個人的な認識も含めて低い評価になりました。