犬好き男子の映画レビュー

願いのカクテルの犬好き男子の映画レビューのネタバレレビュー・内容・結末

願いのカクテル(2019年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

妻を失った男性が家の近くの居酒屋に行き、そこで出会った若夫婦との会話を中心に描いた物語。

短編にも関わらず、妻を失った悲しみ・喪失感が、國村隼人さんの演技から伝わってきます。
その悲しみを癒すおまじないとして、ホッピーを飲む前のお願いをするという儀式。
若夫婦が、屈託のない雰囲気で会話するところで、心の中の後悔を吐露し、それを受け止められたことで、最後には少し前を向いたところが、すごくホッとさせてくれました。
娘さんにも言えなかった苦しみを解放できたのでしょう。
人は色々抱えていますが、なんとかうまく解放して、前に進んでいきましょうというメッセージを感じました。

ホッピー、呑みたくなりました。