正直テレビのドキュメンタリーでもよかったかな?と思うけど、見て損はなかった。知的な格闘、面白い。
小説家の平野さんの解説がほんとにわかりやすくてありがたかった…言語化力!
日本で革命?ないでしょ、とか思ってしまうけど、本気でそういう気運が高まった時代があったんだなぁという驚き。
なんで60年代の若者がそういうことに燃えたのか、背景が気になった。
政治への不満について放棄せずに一個人として常に思考し、行動する三島由紀夫のそのエネルギーの高さに敬服。
そして戦争体験がどれだけ深くひとりひとりの人間に影響を与えるのかということも考えさせられる。
戦争がリアルタイムだつた三島由紀夫とそうではない全共闘、そして全共闘時代にすら産まれていなかった自分。同時代を生きていなければ理解できないことというのは沢山あるんだろうと改めて感じた。