三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実の作品情報・感想・評価

上映館(98館)

三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実2020年製作の映画)

上映日:2020年03月20日

製作国:

上映時間:108分

あらすじ

「三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実」に投稿された感想・評価

正直テレビのドキュメンタリーでもよかったかな?と思うけど、見て損はなかった。知的な格闘、面白い。

小説家の平野さんの解説がほんとにわかりやすくてありがたかった…言語化力!

日本で革命?ないでしょ、とか思ってしまうけど、本気でそういう気運が高まった時代があったんだなぁという驚き。
なんで60年代の若者がそういうことに燃えたのか、背景が気になった。

政治への不満について放棄せずに一個人として常に思考し、行動する三島由紀夫のそのエネルギーの高さに敬服。
そして戦争体験がどれだけ深くひとりひとりの人間に影響を与えるのかということも考えさせられる。

戦争がリアルタイムだつた三島由紀夫とそうではない全共闘、そして全共闘時代にすら産まれていなかった自分。同時代を生きていなければ理解できないことというのは沢山あるんだろうと改めて感じた。
sn

snの感想・評価

5.0
この時間にも、全国の映画館でこの映画が上映されていると思うとドキドキしてしまう。
何度でも見たい。
もげ

もげの感想・評価

3.8
思想が違う相手にも敬意を持ち、揚げ足を取ろうとせず真摯に討論する三島由紀夫の姿は本当にかっこよかった。
あんなにユーモアと知性に溢れていて美しい言葉を使う人は三島由紀夫以外いない。

あと全然関係ないけど、小さい娘さんの傍で煙草バカスカ吸ってる学生さんはお子さんの健康が心配だよ~って思いました。
おもち

おもちの感想・評価

4.6
満ち満ちた熱と敬意と言葉にただ圧倒される108分。ものの見事に言霊による衝撃を受けてしまった。そこから何か行動がなければ何の意味もないのかもしれないけど。
この圧倒的熱量に対して、自分と今の日本がどんなに平和ボケしてのほほんと生きているのか思い知らされるね…時代の流れと言ってしまえばそれまでなんだけど…。
思想的に共感するわけではないけれど、三島由紀夫めちゃくちゃ人としてかっこよくて興味を持ったので著作を読んでみたいと思う。
哲学に詳しくないので討論を完全に理解出来るわけではないし観る人の9割はそうだと思うけど、それでもみてほしい1本。
めちゃんこ難しかったけど、面白かった。二回目は4.3くらいまで上がると思う。
ミエ

ミエの感想・評価

4.1
インテリジェンスの高い人達が話すとあぁなるんですね。哲学的でお互い空論のような理想論のような言葉の応酬の映画。
学生運動の意味は学生だから出来たことなんだと思う…働かなくては行けなくなったら社会の人駒でしかない私達なんだなぁ〜。三島由紀夫は勇気がある。でも…。
あんず

あんずの感想・評価

3.8
ドキュメントなんで、普通にテレビで見ればいい内容なんですが、昭和の最後の年に生まれた自分からすると今の漫然とした生き方や社会が咎められてるような気に自然となりました。
あのころは本当の意味で日本という国がエネルギーに溢れていたのだと思いました。
Yushi

Yushiの感想・評価

4.3
ドキュメンタリーと、エンターテインメントが見事にかけ合わさっている。
深いテーマ性、テーマの同時代性、多少難しいところもあるが、あえて噛み砕きすぎない。
これをこの2020年に観るということ、その意味。
多くの人に見て欲しい
<概説>

戦後展開された学生闘争において設けられた三島由紀夫との討論会。そこから見えた両者の思想の根幹を紐解こうと試みる意欲的なドキュメンタリー。三島由紀夫ファンならば垂涎の秘蔵映像をふんだんに使用している。

<感想>

三島由紀夫というと大多数のイメージが「最後切腹した頭のおかしい右翼思想家」。しかしそれはただの偏見で、実際の三島由紀夫はとてもユーモラスかつ度量が大きな人格者であった。

元々題材が題材だけに観念論が苦手な人にはオススメできない。ただ三島由紀夫らの戦後文学を好む人種には欠かせない内容。よく言われる戦後日本人のアイデンティティ復興の根底だとかもわかりやすく論じている。つまるところ興味ない人は間違いなく開幕30分で爆睡します。

本作は三島由紀夫が主人公ではあるのだけれど、対立論客として登壇した芥氏の論にもまた唸らされる。相互の理知への敬意を払いつつも、全共闘の既存権力構造の破壊行動と、三島の時間継続に基づいた日本という保守文化がぶつかりあう。両者の価値観が完成されているだけにどこまでも本質のところで平行線なのだけれど、それでも討論として有意義なことは間違いない二時間。

本作で一番論じやすいのは芥氏の解放区の論だろう。三島も指摘していたが解放区が生じた以上、そこに事象を形成するには名前を前提とした継続概念が必要であり、徹底的な価値観の破壊を目論む学生運動はそもそも矛盾してはいないだろうか。いや芥氏は間違えていないのだが、登壇した論客の何人かはそれに無自覚であるような。
Jun426

Jun426の感想・評価

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言葉が生きていた最後の時代、というフレーズに心が惹かれて観てみた。50年前の日本で、このようなことが起きていたのは知らなかった。多くの若者が真剣に、熱を持って世の中と対峙しているのは今の時代とは異なり、またそれに対する三島の真摯な態度には感銘を受ける。今は、あまりに言葉というもものが軽くなってしまっていると思う。約束を守る、発言には責任を持つとった意識は非常に弱い。言ったもの勝ち、全て白状してしまえという風潮があり、他方では言っても仕方ない、干渉するだけ無駄という態度も蔓延している。生き方を考えさせられる。金の亡者となった日本人。切腹した三島は、今の日本をみて何と言うのだろうか。
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