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パピチャ 未来へのランウェイのELLEのレビュー・感想・評価

3.6
ファッションデザイナーを夢見る主人公は、クラブのトイレで自作の服を売る。

着たい服も堂々と着れず、正義を説くと死に直結しかねない彼女達の生きる世界は1990年代のアルジェリア。
本国では上映が中止されたというから、めちゃめちゃリアルに描いているんだと思う。

彼女たちを取り巻く"女性はこうあるべき"というイスラム原理主義による考えにはイライラするけれど、夢を諦めなかった彼女たちの勇気はすごくかっこよかった。

辛いシーンがあって、これが真実だと思うと呆然としたけれど、観てよかったし知れてよかった。
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