パピチャ 未来へのランウェイの作品情報・感想・評価・動画配信

「パピチャ 未来へのランウェイ」に投稿された感想・評価

Masumi

Masumiの感想・評価

3.6
こちらで色々な方のレビューを読んでたはずなのに、いつのまにかハッピーエンドを勝手に期待して裏切られてへこむやつ←

テーマやメッセージは力強く観れて良かったとは思うけど、個人的に主人公があまりに意思強すぎて苦手なタイプでした...

私だったら彼氏や周りの大人に従っちゃうな...
あそこまで頑なに強いのは若さゆえ?

まぁ、若いうちはキラキラしたファッション楽しみたいもんね...
なんて、私もハタチそこそこの頃は原宿や高円寺で服見るの好きだったことをちょっと思い出したよ。
今や基本ユニクロで満足なアラフォーです。

ファッションの自由を謳歌できたのも、
安全な国に生まれてこれた特権ということだったのか...
Tachibana

Tachibanaの感想・評価

3.6
「無知な人達が信仰を振りかざして暴走している」
これっていじめみたいなものじゃない、弱者が権力や暴力を利用して強者になりすましてる。

これだけ弾圧されて文句を言われて、いつ殺されるか分からない中
この国が好きで去る必要は無いというネジュマ。
そのセリフからネジュマの根の芯の強さを感じた。

人の言いなりになる人達が多い中、自分を捨てない姿に心打たれた。
自分のあり方、女としてのあり方、自分であり続けるには。
ただ普通でいたかっただけなのに、世の中はこんなに冷たく彼女たちに当たるんですね。
あまりに理不尽すぎて、心がズタズタにされたような感じがした。
これが史実に基づいた話だなんて信じたくない。
ニハル

ニハルの感想・評価

4.2
ジャケ借りで鑑賞。

イスラムの教条が生活レベルまで浸透してるとこういうことになっちゃうんですね。イスラム社会で女に生まれたら、スタート地点が男のはるか後ろどころかそこに立つことすらまともにできない。
ネジュマ役の女の子の眼力が良かったのでもっと他の映画で見たいな〜と思ってたら出演作にウェスアンダーソンのフレンチディスパッチあるじゃないですか。絶対見る。
hokuto

hokutoの感想・評価

4.6

このレビューはネタバレを含みます

2021年162本目 6月17本目
パピチャ 未来へのランウェイ[4.6]
Papicha(2019)
1990年代のアルジェリアで、ファッションデザイナーを夢見る少女たちが、女性は家にいてヒジャブを着ろと強要するイスラム原理主義の弾圧に抵抗しながらも、ファッショーを開催すべく奮闘する話。
キラキラした話かと思いきやかなり重めのお話。
1990年の話とはいえ、一般的な思想がナチュラルに男尊女卑で、ジャーナリストの姉が銃殺されたり、自分も襲われかけたり、主人公が追い詰められて行くのが観てて辛い。
ラストシーンなんて悲惨すぎて観てられん。
先進的な考えの人ほど国外に出ていっちゃうのね。
Naoya

Naoyaの感想・評価

2.6
ファッションに夢中な女子大生はデザイナーになる夢を持っていたが、イスラム主義勢力の過激派によるテロが頻発する首都アルジェでは、ヒジャブの着用を強制するポスターがいたるところに貼られるようになっていた。当時の情勢に基づくヒューマンドラマ作。自身の夢を持ちながらも、行動することすらできない葛藤、抑圧される苦しさ、国の生きにくさが露骨に現れており、生々しさが滲み出てます。そんな中で、苦しみがありながらも、自身の夢のために、想いのために行動を起こす様は、当たり前な事なのだが、その国では難しさがあり、より勇ましさを感じられる内容。ファッションに夢中な女子大生の姿は力強く、その時を色濃く生きている姿がある。
miura

miuraの感想・評価

-

アルジェリア内戦下にあっても自分の意思を貫き宗教、性差別など様々な問題と闘い続けた女性の話

メッセージ性も強くセンセーショナルな題材


ただ、あくまでひとつの映画として見た時

ストーリーのつなぎ方に粗が目立つ

主人公の行動と結果が基本的に自業自得であり非常に醒める

イスラム原理主義側の心理描写(何故そちら側なのか)がほぼ皆無(主人公と相対する思想としてのギミックと化している)
→お互いの正義がぶつかるというよりただただ悪として描かれている

また、抑圧された中でもルールを守っている人がいる

そうした視点からみるとどうしても主人公の「ルールを無視した美談」と感じてしまう
90年代ってそんな昔の事じゃない。
信仰を正義と振りかざして、殺人を正当化するような社会で、個人の力では何も解決しないんだけど、友達と、家族と結束して生きていく強い主人公だった。

肌を見せると男が欲情するから?は?意味がわからないね。理解者だと思ってた彼氏も結局は男尊女卑が植え付けられていて残念すぎた
宗教問題と性差別問題。
女性はしゃべるな肌を見せるな家から出るなという人権すらないような扱い。胸糞悪い。

本当に強いのは信仰を掲げて掲げて暴れる人たちじゃなくて、周りに流されず自分の強い意志と信念を貫く人たち。主演の子すごく良かった🥺
社会派でメッセージ性がとても強い作品です。タイトルの意味が全てを物語っております。そして、アルジェリア当局がなぜ上映禁止にしたのか。なんとなく察することは出来るかもしれません。主人公を通して90年代のアルジェリアを知ることが出来ます。内戦下、イスラム原理主義の弾圧、イスラム社会での女性の生きづらさなど。自由を求めることと、死が常に隣り合わせということは日本ではまず考えられないだけに、やはり衝撃的な作品であることは 間違いないと思います。記録
eiganoTOKO

eiganoTOKOの感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

結婚こそ女の幸せ的なベールやウェディングドレス、ファッションを持ってきた監督はその方が広く問題が伝わると狙ったらしいが、それはちょっと西洋文化に気を使いすぎるのでは…?

良かった点は、イスラム教でも原理主義と、そうではなくただ信仰心が深い友人もいて、これは宗教だけの問題ではないと気付かされる点。結局都合良い解釈が利用されているのだという台詞。宗教にある問題もつきながら、すぐムスリム差別にならないようなバランス。

ただ、アルジェの闘いなどにあるように、フランスの植民地支配問題が一切出てこないのは、まさか監督自身がフランスに移住したから?

ここまで地獄の内戦状態になったのは、フランスがアルジェリアを支配し、貧しいムスリムと特権や支配階級ともいえる「フランス市民」格差を作り続け、差別も繰り返した原因があり、不満が溜まった貧困層が少しずつナショナリズムになっていったから。そこすっ飛ばしたらただの宗教間だけに見えちゃって本質は伝わらない。ただアルジェリアは国内で揉めてて大変だねってんじゃ、みんなフランス行けばいいじゃん!で終わる。
主人公がその地にとどまるエンディングはとても良い。
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