キイロ

マリグナント 狂暴な悪夢のキイロのレビュー・感想・評価

マリグナント 狂暴な悪夢(2021年製作の映画)
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エンタメ系ホラーの(俺の中の)代表格ジェームズ・ワンがアクション大作から再びホラーに戻ってきたら、今までの集大成的な快作が爆誕。
正直、あまり期待してなかったけど、ホラー、アクション、サスペンスがミックスされ、グロ盛り沢山のお祭りで最高。
語りどころがいっぱい。こういうの好きです。絶対ネタバレなしで見てほしい。

以下ネタバレ

































序盤は怪奇現象系ホラー。主人公が追われるときの"何者か"側の視点、上からの俯瞰で家の中逃げ回り、死体などへの印象的なズームなど、シンプルな話を様々な見せ方で楽しませてくれる。

中盤は、謎解きに拍車がかかる。序盤こそ死霊館シリーズを彷彿とさせたが、一転サイコキラーサスペンスの様相。ちょいバディものっぽさも仕込みつつ、主人公たちと刑事たちの2つの視点からどんどん相手を追い詰めていく。

そこから正体が少しずつ明らかになると、終盤は新ホラーアイコン誕生。アクションのレベルが完全に超大作のあれなんよ、と思わず突っ込みたくなるレベルのかっこよさ。しかもルックスがやばい。とにかくやばち。
ここでもこれでもかと人が殺される。

序盤の雰囲気から映画になれた人なら気づきそうなオチだけど、まあそうだよなと思ってからの、いやいや○の○ろに、なんてクレイジーすぎる。それは思ってなかったよ・・・

もちろん完璧かといわれれば中盤若干ダレるところもあるし、まとめ方もどこかで見たような気もしないでもないが、(インシディアス?)
何故かスッキリしてしまうあたりがワイスピ、アクアマンを撮り切るだけのことはある。
キイロ

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