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ミナリのETTYのレビュー・感想・評価

ミナリ(2020年製作の映画)
4.1
オンライン試写会にて🎞
1980年代、農業で成功することを夢見て、アメリカの田舎に引っ越してきた韓国系移民のジェイコブと家族の物語。

韓国映画の要素とアメリカの要素をうまく融合させた映画。韓国映画をよく見るため、韓国人キャストでアメリカを舞台にしている映画がとても新鮮だった。アメリカなのに家の中では靴を脱ぐ、花札で遊ぶなど韓国の要素もふんだんに盛り込まれている。

個人的に根本理恵さんの翻訳がとても好きで、クレジットみてやっぱり…ってなった笑!!韓国映画がもっともっと人気になりますように🙏🤣

無責任なジェイコブと現実的な妻モニカ。
家族の会話はほとんど韓国語だが、子供たちは英語で話していたのが印象的だった。2人とも天才子役…!!特にデイビッドの視線がとても良かった👏
結論、おばあちゃん役でユンヨジョンに勝る者はいない!独特なハスキーボイスと、圧倒的な存在感…この映画の中で、家族のリアルさをグッと引き立てている。

原題の미나리(ミナリ)はセリのことで、どんな環境でも雑草のように強く根を張って生きる!というメッセージ性も感じた。淡々とした映画かと思いきや予想外の展開もあって見応えがあった。

“臭い”の描写と”水は高いところから低いところに流れる”という描写など、『パラサイト』にも通じる部分がある。

夫婦喧嘩したときに子供たちが
“Don’t fight“ってかいた紙飛行機投げてたの可愛かった🥰家族の形は家族の数だけあるんだろうなぁと考えさせられた🏡

“To our all grandma”
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