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ミナリのsnowのレビュー・感想・評価

ミナリ(2020年製作の映画)
3.7
バッカスレディに続き、ユン・ヨジョン ソンセンニム作品、遅ればせながら鑑賞。

先にアカデミー受賞式シーン
みてしまってて
https://youtu.be/2GnpRWRFTo8
ブラピ巻き込んで、ユーモアまじりな
かっこよくチャーミングなスピーチでも魅力たっぷりヨジョンさま👏

だけでなく、何作品かみ見ているハン・イェリや子供たちも個々に存在感ありお上手、
派手さはなく淡々と物語は進む。
アメリカにやって来た韓国の移民家族。農業でひとやま当てたい父に振り回される一家に、様々な困難と予想もしない事件が降りかかる。
ハルモニらしくないと孫に言われ
破天荒だけじゃないパワフル、ハートフルハルモニ良かった。

ミナリ = 春の七草「芹」
タイトルの「ミナリ」たくましく地に根を張り、2度目の旬が最もおいしいことから、子供世代の幸せのために、親の世代が懸命に生きるという意味が込められているらしい。ハルモニが韓国からもってきたセリの種をまきうまく根付くこともメッセージだったのかな。

(記事より)
物語は葛藤と悲劇が続く。ところが、ハリウッド映画のような大音響もドラマチックな音楽もない。淡々とした映像描写を見ているうちに、無数の移民がたどってきた「現実」に深く引き込まれていく。一家を絶望に突き落とす事件の後、最後のシーンは多くの観客の胸を打つ。
韓国系2世のリー・アイザック・チョン監督の半自伝的映画だという。デビッドは、チョン監督の子供時代の投影である。
韓国系が農園を開拓したことはあまり知られていないが、彼の家族は実際にアーカンソー州に移住し、父が農園を始めた。

過去10年さかのぼると、アカデミー賞作品賞で、移民を描写したものは一本もない。ストーリーに意外性があったり、大金をつぎ込んだいかにも映画、という作品ばかりが受賞している。2世監督が、俳優ブラッド・ピットなどの支援を得て、アメリカの真の姿を描いたミナリという映画の製作した過程が、いかにも移民国家らしい。
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