「孤独な少女が家に匿ったのは、覆面パンクバンドの推しメンだった!」という煽りコピーで、予告編もそんな感じだったから、正直あまり期待しないで見たら、とんでもなく良かった。
どれくらい良かったかと言うと、去年のNetflixの「ハーフ・オブ・イット」くらい。あれを下品にして、グロくして、エロくした感じ。でも主人公の成長する話としては同じだ。
主人公二人が、最後には本当に魅力的に見える。特にパティ役のエミリー・スケッグスが素晴らしい。
個人的によかったのは、初めの方の結構すごい場面で、サイモンと一緒に治験に行っていた女の子の母親がイングランド・ダン&ジョン・フォード・コリーのレコードをかける。これ舞台設定が90年代だから、たぶん母親の青春時代のレコードっていう設定かもしれないけれど、もう最高。っていうかこのデュオは自分の中学時代にかなり聞き込んだので。