このレビューはネタバレを含みます
『生と死と性』をテーマにし、
節足動物をモチーフとした作品
虫嫌いな方は要注意ですが、
内容はユニークで面白かった
カプセルホテルの従業員は、自殺はバクテリアが原因だと語り
マペットのゴキブリ、ダニ、ハエが死について語り
男はサウナでセミだった頃の名津の浴場を語り
女達はバイブ片手に先人への感謝を語る
そして、ウジ虫が入ったカプセルがビン一杯に詰められ、
そのビンを眺める女神のような女性
舞台挨拶で、監督が、
『人間なんてウジ虫だ!』と言う想いを、ビン一杯のウジ虫で表現したと語り
作中では、蜜蜂の巣とカプセルホテルの類似性が語られる
節足動物がモチーフなので、
一見シュールな世界観のようにも感じられるが、現代社会の本質をついている作品なのかもしれない
いろいろ考えさせられる作品でしたが、エンターテイメントとしても楽しめました
ハマると癖になりそうな作風かなと…