いもきん

SHELL and JOINTのいもきんのネタバレレビュー・内容・結末

SHELL and JOINT(2019年製作の映画)
4.7

このレビューはネタバレを含みます

『生と死と性』をテーマにし、
節足動物をモチーフとした作品

虫嫌いな方は要注意ですが、
内容はユニークで面白かった

カプセルホテルの従業員は、自殺はバクテリアが原因だと語り
マペットのゴキブリ、ダニ、ハエが死について語り
男はサウナでセミだった頃の名津の浴場を語り
女達はバイブ片手に先人への感謝を語る
そして、ウジ虫が入ったカプセルがビン一杯に詰められ、
そのビンを眺める女神のような女性

舞台挨拶で、監督が、
『人間なんてウジ虫だ!』と言う想いを、ビン一杯のウジ虫で表現したと語り
作中では、蜜蜂の巣とカプセルホテルの類似性が語られる

節足動物がモチーフなので、
一見シュールな世界観のようにも感じられるが、現代社会の本質をついている作品なのかもしれない

いろいろ考えさせられる作品でしたが、エンターテイメントとしても楽しめました

ハマると癖になりそうな作風かなと…
いもきん

いもきん