誰も代わりの利かない良い配役。
たすくが男鹿での居場所がなくなるのと比例して、どんどん美しくなる風景が映されることに心情のメタファーを感じた。
良い音楽のお陰でグロテスクで暗くなりすぎない画面。絶妙なバランス。
終末で映画の中の全てを繋げるナマハゲ。最後やっと父親として大人として色々自覚することになったのだろう。
たすくにとって、一つの区切りになってくれるといいなと思う終わり方。
因果を綺麗に巻き取ったいい終わり方。
時に、無責任は怠惰で赦せない罪ですよと言われているようで胸が痛い。
子どもの見分けがつかなかった時が1番グッときた。あそこに太賀の演技が凝縮されていた。