"心動く相手が居る事が豊かなことだと教えてくれる映画でした"
○主演のノエミメルランが燃女の肖像から好きで、ずーーーーーーっと観たかった映画。
公開された時はコロナ気にして行けなかったので
アマプラさんに感謝です(༎ຶ⌑༎ຶ)
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○最初夜の遊園地で軽くホラーだな
なんて感じだったんですが
気づいたらこうなってた、の言葉の向き合い方に心をやられすぎて
心痛くなりました。
こんなに切実に、しかも、
必死に理解してもらおうと言葉で伝える勇気を持ってるのに
拒まれてしまうことが本当に悲しかった…
受け止めてあげて欲しい、ママ!
○ いのちなきものよ、おまえにも魂があり私にも愛を求めるのか。
素敵な詩で、象徴的な言葉。🕊
お父さんとお母さんは愛し合っていなくて、愛が一方通行だったことがお母さんとジャンヌの大きなトラウマになってて。
マルクとジャンヌの愛も一方通行で、彼が歩み寄ってもジャンヌは心が動かないの一点張り、
思い合える、心が繋がることって
本当に奇跡的なことなんだよってジャンヌが希望を持って教えてくれました(༎ຶ⌑༎ຶ)
○盲目になって不安になって欲情もしてる相手に
自分の感情を言葉にしたら恋以外の何なるのか、なんて野暮な質問。
恋の対象とか
恋愛の方法とか
それこそ年の差とか性別なんて小さい問題なんだなって。
心がどんな風に動いてるかどうかが
恋なんだーって!
○すこし要素的に、
冷やかしの男の子たち必要だったか疑問が残ったり
最後ジャンボ自身が真っ赤になって怒って壊れてしまったのかが謎だったり
お父さんとのエピソードもう少し欲しいなとか物足りなかったり
逆にお母さんの恋人いい人すぎたな、とか
気になる箇所は何個かあったんですが
幼さの残る若い内気な子をこんなふうにノエミメルランが演じているのが本当に素敵で
どうでもよくなりました、
○愛の形や方向が裸で確かめ合うだけではないこと、
逆に素肌で確かめ合うことも真っ当な愛って見せ方をしてる気がして
難しい表現に挑んでいる映画全体の方針が素敵でした:)🤍