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MOTHER マザーのjolieのレビュー・感想・評価

MOTHER マザー(2020年製作の映画)
3.4
「川口市祖父母殺害事件」が題材。

母親であることよりも女性であることを選び
動物的本能により子供を産んだにも関わらず
その子供にしか自分の存在意義を生み出せない女。
子供は産まれてくる親を選べず
どんな仕打ちですら愛情として履き違え
いつまでも母親の後ろ姿を追う。

そこに成り立つ共依存が 親子関係を歪んだものにし、たとえ その事実に当人が気づいても
そこから抜け出した人を誰も知らない。
愛情や 依存、憎しみは危うく紛らわしい。


口汚く言うならば
良く こんな女から こんな学習意欲が高く理解力にも秀でた子が産まれたなと
当時思いながらニュースを読んだことを覚えている。
祖父母を殺して得たお金は
すぐに母親がパチンコで使ってなくなり
今、刑に服す彼は 幼い妹さんが母親に売春させられないか心配されてるとあった。

言葉がない。
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