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MOTHER マザーのnatsumiのレビュー・感想・評価

MOTHER マザー(2020年製作の映画)
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開始5分からエンドロールまで、ひたすら秋子(長澤まさみ)が憎かった。
途中で帰りたくなるくらいイライラするのは、私が幸せな家庭で育ったからだろうか。ここまで主人公に感情移入できないのもすごいなというほどの長澤まさみの怪演。夏帆のビクビクしてる表情も、トラウマを抱えてる様子があらわれていてよかった。最後まで悲しい。これが現実に起こった事件ということが1番悲しい。
是枝監督の「誰も知らない」と比べられたりするけど、誰も知らないには幸せなシーンがあるんだけど、そういうシーンは一切ない。周平の目つき。共依存と愛は紙一重で、否定することで選択肢を奪い、愛情を利用する母親。私には秋子が悪魔にしか見えなかった。
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