フランクおじさんのoliverのネタバレレビュー・内容・結末

個人的に今年1番心にきた作品

いつも名作は観終わった後に登場人物たちの過去や未来を知りたくなってしまう。この作品はまさにそれだ。

どうしてこんなに素晴らしい作品があまり知られていないのだろうか。台詞も言葉も映像も役者の演技も、何もかも最高だった。

琴線に触れるものについて、なぜそれが魂を震わすのか上手く説明できないように、この映画もまたとつてもなく僕の心に刺さりまくって言葉では説明つかない。
終始なぜか分からないのに目に涙が溜まり、最高すぎる映画に興奮し続けていた。

人と違うだけでどうしてこんなに苦しまなくてはいけないのか。自分では選べないのに、どうして認めてくれないのか。自分さえそれを認められないのだろうか。他の「違う」とは違って、これは隠さなければいけない、知られてはいけない、誰かに共有してはいけなくて、どうして苦しみを分かち合うことも許されないのだろうか。でもきっと、世界はそんなことない。苦しんでいるのなら、一歩踏み出すしがないのだと思う。

この映画を見て言葉にできることは、
自分の人生は自分で決めろ。
小さな世界で生きている苦しい若者は都会に出ろ、そこは自分のいる場所じゃない。世界を見ろ、そして海を渡れ。
その後、また戻ってきても良いのだと思う。そうやって考えてみて欲しい。

とにかく多くの人がこの作品に触れてくれますように。