「現実なんて全部投げ出して猫になりたーい」という現代人の10人に12人が感じたことのあるであろう願望を叶えたお話。
ジャンルとしてはガール・ミーツ・ボーイもの。収まりが良すぎて違和感があったなあ。主人公たちなりの葛藤があったのかもしれないが、共感しきれなかったのが残念。私に経験が足りないのかもしれない。
「周りにいてくれる人を大切だと認め、伝えることの難しさ」がこの作品の伝えたいメッセージでしょうか。家族や友達だからこそ気恥ずかしさがあったり、関係を変えてしまうような気がしたりして伝えられないことってありますよね。でも正直に言ったり行動したりしたほうがいいというのが主人公の結論でした。
最近こういった題材のアニメや映画が多いですが、十人十色かと。正直に伝えて傷つくことも少なからずあります。ネットでは誹謗中傷につながったり。気持ちを伝えることを是としたときに、どう伝えるのか、いつどれくらいの頻度で伝えるのか、相手はどんな反応を示すのかに悩むところまで踏み込んだ作品になかなか出会えておらず、もどかしく感じます。踏み込んだ作品があればぜひコメントで教えて下さい。
